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SIGGRAPH Asia 2021で発表をします

更新日:8月7日

SIGGRAPH Asia 2021で3件発表をします.


Course


+ 講演者: Yuya Takahashi (Toei Animation Co., Ltd.), Marc Salvati (OLM Digital, Inc.), Andreas Bauer (Polygon Pictures, Inc.)

+ 概要: 欧米のアニメーション会社の多くは早くからComputer Graphics(CG)を取り入れており、その進化に伴い、従来の手描き感は薄れていきました。最近では、「スパイダーマン:スパイダーバース」のように、CGが発達した中でも手描き感を復活させた作品も登場しています。一方で日本の多くの作品では、手描きのアニメーションが基本となっており、複雑な機械の動きや派手なカメラの動きの制作費を削減するために、当初は乗り物やロボット、背景の撮影にのみCGが導入されました。最近ではキャラクターのアニメーションにもCGが使われるようになってきましたが、手描きアニメーションとのシームレスな統合を実現するために、CGキャラクターをいかに手描きのように表現するかが課題となります。本講座では、まず日本のアニメーションの伝統的な技術やワークフローを紹介し、それらがCGの登場によってどのように進化したのかを説明します。次に、ロボットを効率的に制作する方法や、日本の手描きアニメーションに似せた輪郭やセルルックのレンダリング方法を詳しく説明します。最後に、手描きの表現をフルCGで再現する際の課題として、髪の毛や目、影などの要素を紹介します。


Technical Communications

+ 講演者: Akinobu Maejima (OLM Digital, Inc. IMAGICA GROUP Inc.), Hiroyuki Kubo (Tokai University), Seitaro Shinagawa (NAIST), Takuya Funatomi (NAIST), Tatsuo Yotsukura (OLM Digital, Inc. IMAGICA GROUP Inc.), Satoshi Nakamura (NAIST), Yasuhiro Mukaigawa (NAIST)

+ 概要: 着色作業効率化を目的とした少数の見本画像を用いた自動着色手法を紹介しました。アニメ線画の特徴を考慮したFew-shot patch-based learning手法を提案し、実験を通じて制作パイプラインにおいて許容できる着色精度と学習時間の設定を導きました。また、提案手法がアーティストの作業の削減の手助けになることを示しました。


Featured Sessions

+ 講演者: Jun Kato (Arch Inc. AIST), Yuki Koyama (Graphinica, Inc.AIST), Tatsuo Yotsukura (OLM Digital, Inc.), Koya Imamura (Toei Animation Co., Ltd.)

+ 概要: アニメ表現の国際的な注目度は極めて高く、制作プロセスのデジタル化によりR&Dの重要性は年々増しています。このセッションではアニメ制作を支援するR&Dの現状と今後の見通しについて議論します。

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